中国版ナスダック(ハンセンテック指数)の銘柄

米中対立が続いてますが、その中で注目されているのがtiktokを始めとする中国のハイテク企業です。米国のGAFAと同様に中国ではBAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)が有名ですね。

今回、そんな中国ハイテク企業を集めた株価指数「ハンセンテック指数」ができたので、どんな指数か確認していきます。

ハンセンテック指数

7/27、WeChat(中国のLINE)を提供するテンセントや、アリババ(中国のAmazon)など最先端企業で構成される「ハンセンテック指数」が生まれました。

新指数は「ハンセンテック指数」と呼ばれ、テンセント・ホールディングス(騰訊)やアリババグループ、美団点評、小米など香港に上場する30の大手テック銘柄で構成される。(中略)2019年の推定リターンはプラス36.2%、今年上期(1-6月)は同35.3%だった。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-27/QE3M6UDWX2PU01

従来から有名な「ハンセン指数」はAIA(保険)やHSBC(銀行)など金融センター香港を象徴する金融企業が多いのですが、現在は高成長が望めない状況にあります。

このため「ハンセンテック指数」が中華ハイテク企業の勢いを反映する役割を担うようです。米国のナスダック総合指数のようなイメージですね。ただしハンセンテック指数の銘柄の多くは成長にリソースを全振りしているので高配当は望めないと思われます。

組み込み銘柄

組み込み銘柄を並べてみました。世界規模のアリババから中華圏内のSIerまで様々です。台湾系の企業もいます。

コード 企業名 備考 割合(%)
9988 アリババ 中国のAmazon 8.53%
700 テンセント PUBG、WeChat 8.52%
3690 美団点評 口コミサイト 8.33%
1810 シャオミ スマホメーカー 8.11%
2382 サニーオプティカル 光学レンズ製造 8.02%
981 SMIC 半導体製造 5.96%
241 アリババヘルスケア アリババ関連企業 5.08%
9618 京東商城 中国の楽天 4.84%
268 金蝶国際 中国のSIer 4.47%
1833 平安好医生 ヘルスケア関連のITプラットフォーム 3.98%
2018 端声科技 音響機器 3.74%
992 レノボ PC 3.50%
3888 キングソフト オフィスソフト 3.32%
522 ASMパシフィック・テクノロジー 半導体関連 3.03%
772 チャイナ・リテラチュア オンライン書籍 2.72%
9999 網易 ポータルサイト 2.46%
763 ZTE 通信機器 1.86%
6060 ZA ONLINE オンライン保険 1.77%
2013 ウェイモブ B2BのSaaS 1.75%
285 比亜迪電子 携帯電話用部品 1.73%
780 トンチョン・イロン 旅行関連オンラインサービス 1.58%
1797 新東方在線 教育関連オンラインサービス 1.57%
1347 華虹半導体 半導体関連 1.32%
1896 マオヤン・エンターテインメント(猫眼娯楽) エンタテイメント関連 0.78%
6088 エフアイティー・ホンテン フォックスコン系の電子部品メーカー 0.75%
2400 エックス・ヂー(心動有限公司) ゲーム開発・配信 0.59%
136 恒騰網絡集団 テンセント系列 0.59%
1478 キュー・テクノロジー カメラ関連 0.46%
777 ネットドラゴン ゲーム開発 0.41%
2858 イーシン 自動車小売オンラインサービス 0.27%

値動き

過去5年に遡っての値動きは以下となります。コロナからすっかり回復してます。これからとても伸びそうです。

ハンセンテック指数

ちなみに香港ハンセン指数のチャートも以下に載せておきます。こちらはコロナ以前から既に下降傾向でコロナ後もまだ復活していません。

(参考)ハンセン指数

ETFはあるのか?

ハンセンテック指数に追従するETFはまだ無いようです。中国株は米国株に比べて買いにくいので日本のサラリーマンが簡単に投資できるETFが望まれます。

まとめ

今回は中国のハイテク企業を集約した「ハンセンテック指数」をご紹介しました。

中国ではgoogleの代わりに百度(バイドゥ)、twitterの代わりに微博(ウェイボー)などガラパゴス的に発展を遂げています。むしろtiktokのように前例のないサービスも登場しており、欧米が引っ張ってきたハイテク分野をリードする可能性すらあると感じます。

懸念は香港市場や香港ドルの継続性でしょうか。中国共産党的な統制思想と株の持つ自由経済的な考えはどうしても相反するため、何かのきっかけで破綻する懸念は拭えません。が当面はさすがにないでしょう。

私自身、今回の「ハンセンテック指数」をきっかけに、これまでハンセン指数追従ETFを漫然と買っていたことを反省しました。今後はポートフォリオの見直しも考えたいと思います。

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